「まるっと経済学」

まるっと経済学 書籍

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みなさんは日本の1人あたりGDPが、カリブ海のバハマと同じぐらいだと知っていましたか?
一人一人を見ると、日本は決して豊かな国とは言えなくなっているのです。

 

この本は世界の様々な経済データをもとに、「現在の経済」を理解するための本です。
前作「人生をぐるっと変えるまるっと経済学」の続編になります。

前作同様、本書でも単純にデータを読むのではなく、ストーリー形式に落とし込んで気軽に読める形式にしています。

ざくっと世界経済を知るための気軽な本というのが、本書の特徴です。

豊富なデータを読みやすいストーリー形式で

この本の特徴については、畠山久志中部学院大学教授に書いていただいた<あとがき>が一番よく表現されていると思うので、ここでその一部をご紹介します。

世界の各国がどのような経済状況にあるか、具体的には国土や人口構成や財政状態、福祉・年金=中略=こうした情報を知る手掛かりとしてIMFの資料や世界銀行の国際統計などや日本の各省庁が作る分厚い白書などもある。しかし、これらの図書を解説してくれる人もなく、ただ数字を眺めることは苦痛以外の何物でもない。比較すらできないだろう。本書では、見事にその水先案内人の役割を、主人公たちが交わす会話の中で果たしてくれる。一読された方は、経済の緊要な専門知識について理解を得た満足感に達するのではないだろうか。多くの方々に読まれることを推奨できる好著である。

第2弾の本作では、「日本の財政」「アフリカの時代」「持続可能性SDGs」に焦点を当てています。

日本の財政問題、アフリカの時代、持続可能性SDGs

主人公、美令は、P:ste(ピステ)というバンドのスタッフとして世界を回ります。

その過程で、日本の赤字国債、税収といった財政問題、思った以上にキャッシュレス化が進んでおり人口爆発が期待されているアフリカ諸国、そして持続可能性(SDGs)を体験していきます。

スキマ時間にホットな経済話題をざくっと知る、そんな目的に格好の本です。

また本書はAKB48総監督 向井地美音さんにサステナブルについの寄稿もして頂いています。これは向井地さんと二人でラジオ「ジュグラーの波」(TOKYO FM 毎週木曜夜9:30)を放送している縁があったからです。

その一部をご紹介します。

サステナブルという言葉は、私のように経済についてまだ詳しくない人にとっては聞き慣れないものだったかもしれません。もしもAKB48の活動や私たちのこのシングルが、少しでも多くの方にサステナブルやSDGsという考え方を知っていただけるきっかけになれたとしたら、これほど嬉しいことはありません。持続可能な社会を作っていけるように、私もアイドルとして自分にできることを見つけていきたいと思います。

書籍目次(抜粋)

01 JAPAN/ 日本編
   貸借対照表とクラウド会計
   国の財務書類
   赤字国債と世代間格差
   縫製工場とファッションテック
   年金と消費税
   など

02 CôTE D`IVOIRE コートジボワール編
   人口爆発とアフリカの時代
   エシカル・ダイヤモンドとトレーサビリティ
   

03 NORWAY ノルウェー編
   持続可能性とMSC認証
   【解説】サステナブル、AKB48とサステナブル

04 SWEDEN スウェーデン編
   エコシステム
   

05 CHINA 中国編
   QRコードとキャッシュレス
   デジタルディバイドと人違い
   

06 AMERICA アメリカ編
   GAFA規制
   ESG投資
   

07 SWITZERLAND スイス編
   グローバリゼーション4.0
   今が第4次産業革命の分かれ目
   

  おさらいクイズ
  参考文献等
  向井地 美音(AKB48)からのメッセージ
  おわりに

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