アメリカや日本の株式市場が過熱している今、投資をすべきかどうか、悩んでいる人向けの記事です。
バフェットの投資術
私がプロデュースした投資の本「『バフェットの投資術』を学んだら、生き方まで変わった本」が12月5日に発売されます。
乃木坂46を卒業された中田花奈さんと、日本大学商学部教授の濱本明教授による投資本です。
今回はこの本の内容も参考にしながら、今どうすべきかを考えていきます。
株価上昇
日米の株価が異常とも言えるほど高くなっています。
日経平均は2万7千円台に近づき、

アメリカのダウ平均株価は、史上初めて3万ドルを超えました。

コロナ禍によって需要が喪失してしまっているのに、なぜ株価だけだが上がるのでしょうか?
原因はマネタリーベース
これは中央銀行がお金をどんどん刷って、そのお金が行き場をなくして株式投資に流れたのが原因だと言われています。
日本の通貨供給量は、今年の7月には伸び率、残高ともに過去最大を記録しています。

紙幣や貨幣などの合計額であるマネタリーベースも過去最高を記録しています。
これはアメリカも同じで、過去最大の伸び率を示しています。

とにかく、世界はお金で溢れているのです。
しかし消費意欲は高まっていません。
将来が不安ですから、個人や企業はせっせと貯蓄しようとしています。

でもこの株高で、投資をすべきか、すべきでないのか、するならばどうやればいいのか、悩んでいる人も多いはずです。
こんな時には神様に聞いてみましょう!
投資の神様に聞いてみる
投資の神様と言われているウォーレン・バフェット。
その神様がが言っていることを3つだけにまとめると、次のようになります。
・投資は長期で複利の力を使う
・知っている会社に投資する
・会計の知識を学ぶ
投資の基本は、長期投資で、しかも売却益や配当金を再度投資する複利にしなければなりません。
複利の力を使うことによって、資産が雪だるま式に膨らんでいくのです。
また、知らない会社になんか怖くて投資などででないはずです。
逆に言えば、会社の勉強をする必要があります。
会社のことを知るには、売上とか利益とか、会計数値を見なければなりません。
このため、会計とか簿記を学ぶことが重要だと言っているのです。
会計というとどうしても地味なイメージがありますが、「会計はビジネスの言語」だとバフェットは言っています。
ビジネスにとって英語が重要なように、会計も知らないと会社の業績の本当の意味が理解できないから、投資などできないのです。
つまり、ちゃんと投資リテラシーを学ぼうと言っているわけです。
株式投資を投資信託のようなプロに任せるにしても、やっぱり会社や会計、そして経済の知識は必要ということですね。
それに加えて最近はITの知識も重要です。
「ゲームチェンジング・テクノロジー」といわれるほど、ITは経済を変えつつあるからです。
ビットコイン再び
ITといえば、面白いところでは、ビットコインも再び上昇しています。
2017年12月に200万円となって以来の高値です。
2017年の時は日本と中国によるビットコインブームによって起きた高値でした。
今回はアメリカの資金によるものだと言われています。
たとえばアメリカの上場会社であるマイクロストラテジーは3万ビットコイン(およそ500億円)を保有しています。

11月からPayPalを使ってビットコインを買えるようになったのも大きいですね。


今でしょ
投資のタイミングというのは、非常に難しいと言えます。
できれば市場が落ち込んでいるとき、つまり安いときに買って、高いときに売るのが理想です。
しかし、買うタイミングを待っているといつまで経っても買うことができません。
長期投資を前提とするならば、思い立ったときに買うのが投資の鉄則です。
個別株が怖いなら積立投信
個別株が怖いという方にお薦めなのが、毎月積立型の投資信託です。
たとえば毎月2万円という定額を株価にかかわらず投資するのです。
毎月積立型なら、株価が高いときには少ない数量しか変えませんが、低いときにはたくさんの量が買えます。
これをドルコスト平均法といいます。
この場合の“ドル”というのは、お金という意味です。
毎月分配型はダメ
投資信託の中に、毎月分配がというものがあります。
これはバフェット流の投資の基本から外れている商品であり、手をつけないほうが無難です。
毎月分配型というのは、簡単に言ってしまうと、自分が積み立てた元金からも取り崩されることを意味します。
これはバフェットの教えの第1原則である複利の力を使えに完全に反しています。
狙うのはBIGN&再投資型
では何が一番いいのか?
それは次のBIGN&再投資型だと考えます。
・バランス型(国債などの債券と株式をミックスして投資。株式60%、債券40%基本)
・インデックス(S&P500など指数の構成銘柄に投資)
・グローバル(世界の株式・債券に投資)
・ノーロド(購入時の手数料なし)
・再投資型(分配金を再投資するもの。つまり複利運用)
各証券会社、銀行の投資信託には、上記を満たす商品が必ずあります。
賢く投資して、資産形成しましょう!
「資産」とは、増やしていくものであるとともに、いざというときにすぐに換金できて、生活を維持するために使えるものをいいます。
BIGN&再投資型の投資信託は、その資産としての要素を備えた優れものだと考えます。
※投資は損をすることもあります。この記事は特定の商品を推奨するものではありません。必ず自己判断で行ってください。
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