Facebookがオキュラスクエスト2というVRのヘッドセットを発売しました。
軽くて高性能なヘッドセットが増えて、今年から来年がVR普及期になるかもしれません。
ここではVRの特徴を簡単にまとめます。
VRの歴史はWebより古い
VRバーチャルリアリティという言葉が登場したのは、1989年です。
意外と歴史は古くて、当時はまだWebウェブという言葉がありませんでした。
WEB(World Wide Web)は1990年に登場した言葉です。
WebよりもVRのほうが歴史が長いんですね。
同じようなものにARがありますが、VRとARの違いをここで再度確認しておきましょう。
VRとARの違い
AR:Augmented Reallyというのは、拡張現実のことです。
実際に目で見ている現実に、追加の情報を加えるものです。
これに対してVRは、バーチャルリアリティですから、仮想の空間をまるで現実であるかのように見せる技術のことをいいます。
しかし、最近はその違いがなくなってきています。
どこでもドア
3年前の2017年には、「ドラえもんVR『どこでもドア』」というイベントをやっていました。
このドラえもんVRでは、実際にドアがある場所を、VRで再現しています。
ですから、現実のドアを手で開けることができるのです。
ドアを開けると、その向こうには南極や宇宙が広がっている、というまさにドラえもんの世界を体験できました。
これはARとVRの融合です。
3年前の装置は少々大きく手軽にという感じではありませんでしたが、VR技術は加速度的に進歩していますから、もうすぐ小さなヘッドセットで「どこでもドア」を体験することができるようになるかもしれません。
ARとVRで現実の空間を仮想現実に変えて、リアル脱出ゲームやアトラクションに応用することも考えられるでしょう。
ビジネス需要
ではVRとかARはゲームのためだけにあるのかというと・・・
実はビジネス用途の市場が現在でもVR市場全体の45%となっていてますが、、2023年にはビジネス市場が追い抜くと予想されています。
VR市場全体では昨年がおよそ2兆円市場、これが2023年には18兆円市場まで拡大すると予想されていますが(出典:IDC)、拡大するのはビジネス市場なんです。
世界のスマホアプリ市場は現在およそ10兆円ですから、それを超えます。
VRのビジネス用としては、たとえば設計への応用です。
実際の建設予定地に行って、設計したビルなどをVR・ARで再現すると、街とマッチしているかと感じがつかめます。
コンサートや舞台の会場設営にも応用されています。
その他、医療では手術を学ぶためトレーニング、製造業では本社と工場をリモートでつないで本社の熟練工が現場の作業員と共同で作業を行うなど、様々な分野でVR、ARは浸透し始めています。
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